創作オカルト小話

[82]10-26 23:21四路

ああ、まるで陸に打ち上げられた魚のようだ。
どくどくと脈打つ心臓が、私の脳を熱して冷静な思考を奪っていく。
酸素が不足している訳ではないけど、私にはここの空気があっていないのか、まるで息ができないようで、辛い。
ばたばたともがく私はきっと無様で、誰もが同情するより先に嘲りを抱き笑うだろう。
これだけ生きていても、私の幸せというのがなんなのかは、結局わからなかった。
友達といて幸せ?
ゲームをしていて幸せ?
勉強をしていて幸せ?
恋愛していれば幸せ?
私にはその多幸感を感じる機能がなかったらしい。
何にもわからない。